国家資格である「保育士」の資格を取得するための試験です。
”どんな試験なのか“、”だれでも受けられるのか”などなど…
実際に保育士試験を受験した私が、実体験も含めながら
はじめて保育士試験を受験される方向けに簡単に説明します!
詳しい最新の情報は全国保育士協議会ホームページに載っていますので
そちらをご確認ください。
どんな人が受験できるのか
実はこの保育士試験、誰でも好きに受験できるわけではありません。
学歴や勤務経験などで条件があるので、
受験したいと思ったらまず、受けることができるか調べる必要があります。
受験資格
自分が当てはまるかどうかは
全国保育士養成協議会のHPの「受験資格」の項目を見ると確認ができます。
おおまかに言うと
- 大卒、短大卒の人(何の学部・学科でもOK!)
- 学校教育法に基づいた専門学校(2年以上の専門課程)卒の人
- 平成3年度以前の高卒の人(保育科の場合は平成8年度卒以前でもOK)
- 高卒か中卒かによって、児童福祉施設などで〇年以上〇〇時間以上勤務
などなど、どれかにあてはまっていれば受験できます。
実際はもう少し細かい条件があるので、
保育士試験を受けたいな~と思っている方は、
まず先に、“自分が受験資格があるかどうか”を必ず確認してくださいね。
どんな試験内容なのか
筆記試験と実技試験があります。
まず筆記試験で全9教科に合格し、そのあと、実技試験にも合格する必要があります。
筆記試験
年に2回(4月と10月)、各都道府県で行われています。
全9科目あり、1科目20問。(10問のものも2科目ある)
マークシート方式です。
100点満点中、6割とれれば合格!
9つすべての教科で合格しないと実技試験には進めません。
勉強する範囲が広い所が、なかなか大変なところです…。
ここ最近の合格率は20%前後。
ただし、各科目の合格は3年間有効になるので、
何回かに分けて受験して、9科目すべての合格を目指すこともできます。
実技試験
年に2回(7月と12月)、各都道府県で行われています。
「言語」「造形」「音楽」から2つ選び、受験します。
「造形」は45分で、当日だされたお題の絵(保育の場面を想定したもの)を色鉛筆で描き上げる試験です。
「言語」は4つの課題のお話(昔話)を元に、自分で1つの話を選びます。
3分間で3才の子供たちを前にお話をするつもりで、試験管の前で実演(素話)する試験です。
事前に練習をしておいて暗記で行います。
「音楽」も、試験官の前で実際に行う試験です。
課題曲2曲を、ピアノかギターを弾きながら歌います。
曲は事前にわかっているので練習をしておいて、当日は楽譜を見ながら弾き歌いをします。
ちなみに私は、「言語」と「造形」を選択しました。
保育士試験の申込方法
令和5年の試験より、郵送による受験申請にくわえ、オンラインでの申請もできるようになりました。
どちらでも大丈夫なのですが、
私のおすすめは、圧倒的に簡単で、費用も安いオンラインでの申請ですね!
受験申請方法はこちらの公式HPにくわしくのっています。
【おすすめ】オンラインによる受験申請方法
- 保育士試験の公式HPのオンライン受験申請方法のページをひらきます。
- ページの一番下の方にある「オンライン受験申請(マイページのログイン画面)へ」というオレンジのボタンをおします。
(申請期限があるので間に合うように気をつけて下さい!) - ピンクの「初めての方はコチラ」をクリック(押します)
- 緑の「マイページ登録を行う」をクリック(押します)
- ピンクの「【初めて保育士試験を受験する方】アカウント登録をする」をクリック
- 確認の注意書きがでますが、初めて受験される方であれば問題ないので進みます。
- 個人情報入力のページになりますので、必要事項をすべて入力して緑の「次へ」をクリック
- その後、画面の指示に従って「顔写真をアップロード」「受験申請地」「実技試験分野の選択」「受験資格を証明する書類をアップロード」(くわしくは受験資格ごとの必要書類のページを確認して事前に取り寄せておきましょう)を行います。
※この時、アップロードする顔写真は、実際に受験するときに試験官が、本人確認に使うものです。
(実際書類を見たわけではないけど、そこでしか使われていないと感じました。)
なので、履歴書の写真ほど服装などきちんとしている必要はないです。
ですが、この写真を出した後に、ものすごく見た目を変えると(黒髪だったのに金髪にするとか)
試験当日に、本人確認に手間どるのでおすすめしません。 - 受験手数料を支払います(クレジットカード決済、もしくはコンビニエンスストア決済)
- 受験申請受付が完了!(確認メールが届きます)
郵送による受験申請方法
おすすめはオンライン申請ですが、
ネットやスマホがすごく苦手という方のためにこちらの方法も載せておきます。
(ちなみに私が受験したときはこの方法しかなかったので、これで申請しました。)
まず、「受験申請の手引き」という冊子をとりよせます。
- 返信用封筒に送料分(令和5年現在は250円分)の切手を貼って、自分の住所と名前を宛先欄に記入。
- 保育士試験事務センターあての封筒に、センターの住所と名前、赤で「手引き請求」と記入。
裏面に自分の住所と名前を記入 - 1の封筒を2の封筒の中に入れて送付します。
くわしくは保育士試験の郵送申請(手引き請求)方法のページに載っていますので、
そちらをご覧ください。
※この手引きを請求して、実際に手引きが自分の手元に届いてから、必要な書類を書いたり揃えたりすることになります。申し込みの締め切りギリギリでは間に合いません!
受験申請の手引きを請求できる時期が来たらすぐに請求しましょう。
手引きが郵送で届いたら、
- 受験申請書へ記入(顔写真の貼付)
- 必要な方は証明書を準備(大学・短大等卒業の証明書など。事前に取り寄せておく)
- 専用の振込用紙で、郵便局の窓口で、受験手数料を払い込みをする。
- 振替払込受付証明書を、申請書の裏面に貼付
- 必要な書類全てを封筒にまとめ、郵便局の窓口で簡易書留にて郵送
※この時、貼付する顔写真は、実際に受験するときに試験官の方が本人確認に使うものです。
(実際書類を見たわけではないけど、そこでしか使われていないと感じました。)
なので、履歴書の写真ほど服装などきちんとしている必要はないです。
ですが、この写真を出した後にものすごく見た目を変えると(黒髪だったのに金髪にするとか)
試験当日に、本人確認に手間どるのでおすすめしません。
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