造形の試験で、1枚の絵を完成させるにはどうしたらいいか
実際に、保育士実技試験を受験した
私の実例をつかって
くわしく解説していきます。
このページでは
- 実技試験「造形」の絵を描く方法(全体の流れ)が知りたい
- どの程度の絵でどれくらいの点数になるのか、実例が見たい
- なんとなく絵の練習はしているけれど、これでいいのか不安である
そんな方におすすめです。
保育士実技試験【造形】構図から完成までの流れ
問題用紙が配られて、
試験開始と同時に問題を確認します。
試験時間は45分。
19㎝×19㎝の枠に絵を描いていきます。
【造形】問題文をしっかりと読みとく
問題の「事例」や「条件」を鉛筆で確認します。
これらを素早くチェックしながら
どんな絵にしようか考えます。
【造形】絵の構図を考える(ラフ絵を描く)
問題用紙の空いているスペースに
“どんな絵にするのか”簡単なラフ絵(下書きの下書きみたいなもの)を描きます。
なんとなくどんな感じにするのか自分が分かればいいので
本当に簡単なものでかまいません。
実際に解答用紙に描いていくときに多少の変更もできます。
【造形】解答用紙に下書きをする
問題用紙に描いたラフ絵をもとに
解答用紙に、下書き用の色鉛筆で下書きを描きます。
このあと上に重ねて描きこんでいくので1本の線にならなくても大丈夫。
ですが、この線を基本に仕上がっていくので
おちついて丁寧に描いていきましょう。
問題文の事例や条件にそっているかも大切です。
【造形】下書きの上から主線を描く
下書きの上から、主線(輪郭となる主要な線)を描いていきます。
この線が、実際の絵の形になるので、はっきりと分かるように1本で描きこみます。
ここが一番ていねいに、慎重に行う部分ですね。
モノや人物の前後関係に気をつけて
透けない部分は描きこんでしまわないようにします。
(↑この絵だと、帽子のツバの部分など)
【造形】広い面積の色ぬりをする
そして色塗りに入ります。
まずは、背景。
地面や床、壁などの面積が広い部分から塗っていきます。
この時に、少しくらい人物に色がはみ出てしまっても、
あとで濃く人物をぬれば気にならなくなるので大丈夫。
塗り残しがないように、
色鉛筆をねかして同じ方向に動かし
(↑その方がきれいに塗れるので)、
いっきに塗っていきましょう!
でも、四角い枠からは、はみ出ないようにして下さいね。
【造形】全体をぬる
広い面積がぬれたら、人物やモノなどにも色をつけていきます。
絵、全体が明るい雰囲気になるように、私は明るめの色を多く使いました。
時間短縮のためにも、同じ色の部分はいっきにぬっていった方がいいです。
(↑赤色鉛筆を持ったら、口の中と赤い服をぬるなど)
塗り残しがあると、未完成と判断される可能性があるので、
白い部分がないようにして下さい。
※もし、どうしても白いものを描く場合は
薄くほかの色で影などつけるか、白で塗っておきましょう。
【造形】細かい部分も描きくわえて完成!!
時間がなかった場合、
1つ前の「全体をぬった段階」でも絵として完成するようにするのですが
そこから余裕があったら、
さらに細部を描きこんで完成させます。
ほっぺにピンクで少し赤みをつけたり、
帽子の線を描きこんだり
影をつけたりして
より良い、楽しそうな雰囲気が出るようにして完成です!!
保育士実技試験【造形】再現絵~実際に何点だったのか
この絵は、私が実際に受験した実技試験【造形】の再現絵です。
結果は、39点で合格することができました。
(実技試験は50点満点。30点以上で合格です)
実技試験は採点基準がはっきりとしていないので何とも言えないのですが
求められる力:保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)ができること
と書かれてあります。
試験本番、私は時間切れが怖くてあまりモノを増やさなかったのですが、
色水遊びらしく、
- もっと容器やコップを並べる
- 材料のお花を持たせる
- 保育士が一緒にビニール袋で作っている
など、保育の状況を工夫したら
もっとよかったのではないかなぁ…と感じています。
これは、私なりの描き方なので、
他の方法でも
時間内に完成させることができればもちろんOKです!
どうやって描いたらいいか悩んでいる方の
少しでもお役に立てれば嬉しいです♪
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