実技試験「言語」では、4つのお話のなかから
自分で好きな話を1つ選んで行います。
3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、
子どもが集中して聴けるようなお話を行わなければいけません。
このページでは、
- 実技試験「言語」の4つのお話が、どんな話なのか知りたい
- どのお話を選べばいいのか悩んでしまう
という方におすすめです。
参考になる絵本と一緒に紹介していきます!
【言語】どのお話を選べばいいか迷う人は
結論は、
どのお話が1番いいということはありません!
正直、自分が話したい、好きなお話を選ぶことが大切です。
ただ、それぞれのお話に特徴がありますので
自分が覚えやすかったり、ミスしにくいものにすると
より安心かと思います。
ここでは、それぞれのお話の特徴とポイントを解説していきます。
【言語】お話① ももたろう(日本の昔話)
誰もが知っている日本の昔話ですね。
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【登場人物】
- ももたろう
- おじいさん
- おばあさん
- いぬ
- さる
- キジ
- 鬼
【簡単なあらすじ】
桃から生まれた男の子、桃太郎が成長し、
犬、猿、キジ(鳥)をきびだんごで仲間にして
鬼退治をする話。
おすすめポイント
- 有名な昔話なので、覚えやすく、なじみがある人が多い(きびだんごのやりとりが有名)
- お話の起承転結がしっかりしている
- 登場人物がそれぞれ似ていないので、個性がだしやすい
- 感情のこもったセリフよりも、ストーリーをしっかり聞かせたい方におすすめ
特徴と注意ポイント
- 4つの中では、お話のなかで色々なできごとが起こるので、複雑にならないよう、3分にまとめる工夫が必要(←台本を自分で作る場合)
- あらすじメインになりやすく、内容がとんでしまうと持ち直すのが難しいため、気をつける
【言語】お話② 3びきのこぶた(イギリスの昔話)
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【登場人物】
- 1番目のこぶた
- 2番目のこぶた
- 3番目のこぶた
- おおかみ
- こぶた兄弟のおかあさん
【簡単なあらすじ】
自立したこぶたの兄弟3びきが、それぞれ家を作ります。
3びきを食べようとやってくるおおかみ。
3番目のこぶたは知恵をしぼって退治します。
おすすめポイント
- おおかみが家を吹きとばす見せ場がある
- 登場人物があまり多くない
- 話がシンプルで分かりやすい
特徴と注意ポイント
- 繰り返す部分も多いストーリなので、「こぶた3兄弟の登場順」や「なんの家を建てたのか」間違えやすいので気をつける
- こぶた3びきを演じ分けて、わかりやすくしつつ、3番目の時の狼の変化も楽しめるようにする
【言語】お話③ おおきなかぶ(ロシアの昔話)
小学1年生の国語の教科書にものっていることが多いロシアの昔話です。
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【登場人物】
- おじいさん
- おばあさん
- まご
- いぬ
- ねこ
- ねずみ
【簡単なあらすじ】
おじいさんがカブを育て、おおきなカブに育ちました。
ところが、収穫しようとしても抜けず。
おばあさんや孫、動物たちもつれてきて、みんなでひっぱると抜けました。
おすすめポイント
- カブをひっぱる繰り返しが楽しめるお話。
- 繰り返しが多いので覚えるのが簡単。
- カブをひっぱる場面でジェスチャーがつけやすい。
特徴と注意ポイント
- 繰り返しが多くシンプルだからこそ、気をつけないと登場人物の順番を間違えやすい。
- 単調にならないように、楽しんで聞かせることが大切になってくる。
【言語】お話④ 3びきのやぎのがらがらどん(ノルウェーの昔話)
4つの中では一番なじみが薄い昔話かもしれませんね。
幼稚園や保育園のお遊戯会(劇)で観たことがある方も多いかと。
ちなみに私はこのお話を選びました。
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【登場人物】
- 小さいヤギのがらがらどん
- 中くらいのヤギのがらがらどん
- 大きいヤギのがらがらどん
- トロル
【簡単なあらすじ】
草を食べに、橋を渡り山を登ろうとした3びきのやぎ達。
名前は3びきとも「がらがらどん」。
橋に住むトロルに行く手をはばまれます。
知恵をしぼって3びきとも渡りきる話。
おすすめポイント
- 登場人物が少なく、ヤギの名前も同じで覚えるのが簡単
- 4つの話の中では選ぶ人が少ないようで、本番直前にかぶる可能性が低い(まどわされない)
- トロルとヤギのやりとりが多く、あるていど感情をこめてセリフを話すのが好きな方におすすめ
特徴と注意ポイント
- ヤギの名前が同じで、繰り返す部分もあるので、混乱してしまわないように気をつける
- トロルというこわい存在を3歳に聞かせるうえで、どの程度こわくするのか考える
- ヤギ3びきを演じ分けて、わかりやすくしつつ、3番目の時の変化も楽しめるようにする
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