造形を受験するにあたって練習は大切です!
私は、絵をかくのは好きでしたし、
そこそこ何とか描けるだろうと思って造形を選びました。
ですが、実際に練習しはじめると
「初めてみるテーマで、45分で1枚の絵をかきあげる」
というのは思った以上に大変なことでした。
ホント、練習していなかったら無理でした…。
このページでは
- 実技試験「造形」の、絵を描く練習方法が知りたい
- 今までどんな過去問が出題されているのか
- テーマに沿って絵の練習をしている参考例が見てみたい
こんな人におすすめです。
実際に、保育士実技試験【造形】を受験して合格した私が
どんな練習をしたのか、
くわしく解説していきます。
保育士実技試験【造形】実際に私が描いた練習の絵(反省点と解説)
正直、お手本になるような上手な絵ではありませんが
どんな感じなのか、参考になれば嬉しいです。
子どもの描き分けを練習する
まず、造形試験では、
問題で子どもの年齢がしめされる場合があります(○歳児クラスの子どもたち、等々…)。
そのため、保育園に通う年齢の子どもたちの描き分けが
ある程度できないといけません。
小さい子ほど頭身(頭と、身体の部分の比率)が低くなるので
そこを意識してまず描いてみたのがコレ↑です。
私は、後期試験で12月の受験だったので
服装もとりあえず長袖にしてみました。
↑こちらは0歳クラスの赤ちゃんたち(乳児)
まだプリントの裏紙とか使って練習しています。
参考になる絵を模写したり、まねしながら描いていく
その後、
- 絵本「ほいくえんのいちにち」
- 実技試験用テキスト
- YouTube「工房しろうず」さんの動画
をみながら練習をしていきました。
試験形式でない絵をかく時は
1つ1つ時間は気にせず、丁寧に描くようにしました。
試験と同じような形式で描いてみる
慣れてきたら、試験と同じ19㎝×19㎝の枠に練習をしていきます。
描く紙も、コピー用紙からケント紙へ、途中から変更。
どれくらいの時間がかかるのか、目安を知るため
時間もはかりはじめました。
【過去問】平成31年度前期
- 花や野菜のお世話
- 保育士1人以上、子ども3人以上
- 園庭
- 季節や園庭の様子を描く
【かかった時間】50分くらい
YouTube「工房しろうず」さんが描かれていたものの、模写です。
まねして描いたものなので、もっと早く描けるかと思いましたが、難しかったです。
花壇のバランスや、土や地面の色をどうしていいか途中で分からなくなり、
保育士さんの足が短くなりました…。遊具もほしかった……。
色塗りもあせっているのが分かります。
1枚かきあげるのに「45分」というのは結構みじかいと気づきました。
【過去問】平成30年度後期
- 折り紙
- 保育士1人以上、子ども3人以上
- 保育所のホール
- 紙ひこうきを折る・飛ばす様子を描く
【かかった時間】47分
はじめて自分で考えて描いた1枚。
ホールという場所がよく分かってなくて、ほぼ保育室になっています。
構図を考えるのに時間がかかりました。
保育士さんが全員を見ているように、目線でどうにか後ろの子を見せました。
最後にあわてて描いた床がゆがんでいますね…。
【過去問アレンジ】令和2年後期
- 紙芝居→絵本読み聞かせ に変更
- 保育士1人以上、子ども(5歳児クラス)3人以上
- 保育室
- 絵本を見ようと集まっている子どもの様子を描く
【かかった時間】45分
過去問では紙芝居でしたが、
同じ問題はでないと思い
内容を絵本の読み聞かせに変更して挑戦!
だいたい、子どもは3人なので、どんな子にするのか考えて描くようにしました。
【予想問題】
- 鉄棒遊び
- 保育士1人以上、子ども(4歳児クラス)3人以上
- 園庭
- 鉄棒で遊ぶ子どもと支援する保育士の様子を描く
【かかった時間】44分
トウコさんの予想問題から挑戦しました。
やっと45分をきることができました。
本番は構図を考えるのに時間がかかるだろうから
課題が事前に分かる練習では、数分は余裕をもって仕上げるように心がけていました。
4歳ということで、あまり難しい技はやらないだろうと思い、しり抜きまわりっぽい絵。
それぞれの子どもたちも、性格や服など決めて、早く描けるように工夫しています。
【予想問題】
- ペープサート
- 保育士1人以上、子ども(5歳児クラス)3人以上
- 保育室
- ペープサートを行う保育士と集まってみる子どもの様子を描く
【かかった時間】43分
自分で考えた予想問題です。
筆記試験にでてきた遊びや事例が、
実技試験の課題になったことがあるという話をネット上で見かけて
念のため筆記の問題を見直しました。
そしてみつけたのがペープサートでした。
実技試験前、最後に描いた練習絵です。
最初の頃に比べると、はっきりとした線で早く描けるようになりましたし、
子どもや先生の表情もいきいきしてきたのではないでしょうか。
こちらで紹介しているのは練習の一部です。
私は、本番と同じような形での練習絵は19枚かきました。
自信をもって本番に挑めるように、あらゆる場面を練習しておく
これだけの練習をして、自信をもっていどんだ実技試験、造形。
私の受験のときの課題は「園庭で色水遊び」でした。
1度も描いたことがないテーマで、かなりあせりました…。
「造形」試験の怖いところは、
本番が始まるまで何を描くのか(どんな問題なのか)分からないところです。
1度でもかいたことのあるものは、落ち着いて描くことができます。
まずは、絵の基本的な描き方を練習し、覚えてきたら
できるだけ色んなパターンのものを描いておくと安心です。
準備と練習をしっかりして、本番に備えて下さいね。
応援しています!
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